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江戸川乱歩 Ranpo Edogawa 1894.10.21〜1965.07.28

一枚の切符

いちまいのきっぷ

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上

「イヤ、僕も多少たしょうは知っているさ。あれは先まず、近来きんらいの珍事ちんじだったからな。世間せけんはあの噂で持切っている。が、多分たぶん君程詳敷くわしくはないんだ。少すこし話さないか」

一人ひとりの青年せいねん紳士しんしが、こういって、赤あかい血の滴したたる肉の切きれを口へ持って行った。

「じゃ、一つ話はなすかな。オイ、ボーイさん、ビールの御代りだ」

身形みなりの端正たんせいなのにそぐわず、髪かみの毛けを馬鹿ばかにモジャモジャと伸のばした、相手あいての青年せいねんは、次の様に語かたり出でるした。

「時は――大正たいしょう――年十月かんなずき十日午前ごぜん四時しじ、所は――町ちょうの町外まちはずれ、富田とみた博士はかせ邸裏の鉄道てつどう線路せんろ、これが舞台ぶたい面だ。冬の、(イヤ、秋かな、マアどっちでもいいや)まだ薄暗うすくらい暁あかつきの、静寂せいじゃくを破って、上のぼり第○号列車れっしゃが驀進ばくしんして来たと思おもい給え。すると、どうした訳か、突然とつぜんけたたましい警笛けいてきが鳴ったかと思おもうと、非常ひじょう制動機どうきの力で、列車れっしゃは出し抜けに止とどめられたが、少すこしの違ちげいで車が止まる前に、一人ひとりの婦人ふじんが轢殺ひきころされて了しまったんだ。僕はその現場げんじょうを見たんだがね。初はじめての経験けいけんだが、実際じっさいいやな気持きもちのものだ。

それが問題もんだいの博士はかせ令夫人ふじんだったのさ。車掌しゃしょうの急報きゅうほうで其筋そのすじの連中れんじゅうがやって来くる。野次馬やじうまが集たかる。そのうちに誰だれかが博士はかせ邸に知しらせる、驚いた主人しゅじんの博士はかせや召使めしつかい達が飛出して来くる、丁度ちょうどその騒さわぎの最中さなかへ、君も知っている様に、当時とうじ――町へ遊あそびに出掛でかけていた僕が、僕の習慣しゅうかんである所の、早朝そうちょうの散歩さんぽの途次とじ、通り合せたという訳さ。で、検死けんしが始はじまる。警察けいさつ医らしい男が傷口きずぐちを検査けんさする。一通ひととうり済すむと直すぐに死体したいは博士はかせ邸へ担込かつぎこまれて了じまう。傍観者かんしゃの眼には、極きわめて簡単かんたんに、事は落着らくじゃくした様ようであった。

僕の見たのはこれ丈だけだ。あとは新聞しんぶん記事きじを綜合そうごうして、それに僕の想像そうぞうを加えての話だから、その積ずもりで聞いてくれ給え。さて警察けいさつ医の観察かんさつによると、死因しいんは無論むろん轢死れきしであって、右の太腿ふとももを根許ねもとから切断せつだんされたのによるというのだ。そして、事こと茲ここに至った理由わけはというと、それを説明せつめいして呉くれる所の、実げに有力な手懸てがかりが、死人しにんの懐中かいちゅうから出て来た。それは夫人ふじんが夫博士はかせに宛てた一通いっつうの書置かきおきであって中の文句もんくは、永年えいねんの肺病はいびょうで、自分じぶんも苦しみ、周囲しゅういにも迷惑めいわくを掛かけていることが、最早もはやや耐えられなくなったから、茲に覚悟かくごの自殺じさつをとげる。ザッとマアこういう意味いみだったのだ。実げにありふれた事件じけんだ。若もし、ここに一人ひとりの名探偵たんていが現あらわれなかったなら、お話はそれでお仕舞しまいで、博士はかせ夫人ふじんの厭世えんせい自殺じさつとか何とか、三面記事きじの隅すみっこに小ちいさい記事きじを留とどめるに過すぎなかったが、その名探偵たんていのお蔭かげで、我々もすばらしい話題わだいが出来しゅったいたというものだ。

それは黒田清太郎くろだきよたろうという、新聞しんぶんでも盛んに賛美さんびして居った所の刑事けいじ巡査じゅんさだが、これが奇特きどくな男で、日頃ひごろ探偵たんてい小説しょうせつの一冊も読んでいようという奴さ。とマア素人しろうと考かんがえに想像そうぞうするんだがね。その男が飜訳ほんやく物の探偵たんてい小説しょうせつにでもある様に、犬の様に四つん這ばいになって、その辺の地面じめんを嗅かぎ廻まわったものだ。それから、博士はかせ邸内ていないに這入って、主人しゅじんや召使めしつかいに色々の質問しつもんを発したり、各部屋へやのどんな隅々をも残ざんさないで拡大鏡おうかがみを以て覗のぞき廻ったり、マア、よろしく新しき探偵たんてい術を行ったと思おもい給え。そして、その刑事けいじが、長官ちょうかんの前に出て言ゆうことには『こりゃ、も少すこし検しらべて見なければなりますまい』という訳だ。そこで、一座いちざ俄にわかに色いろめき立って、とりあえず死体したいの解剖かいぼうということになる。大学だいがく病院びょういんに於おいて、何々博士はかせ執刀しっとうの下もとに、解剖かいぼうして見みると、黒田名たな探偵たんていの推断すいだん誤あやまらずという訳だね。轢死れきし前既すでに一種いっしゅの毒薬どくやくを服用ふくようしたらしい形跡けいせきがある。つまり、何者なにものかが夫人ふじんを毒殺どくさつして置いて、その死骸しがいを鉄道てつどう線路せんろまで運はこび、自殺じさつと見みせかけて、実は恐おそるべき殺人さつじん罪を犯したということになる。その当時とうじの新聞しんぶんは『犯人はんにんは何者なにものぞ』という様なエキサイティングな見出みだしで、盛んに我々の好奇こうき心を煽あおったものだ。そこで、係検事けんじが黒田くろだ刑事けいじを呼出よびだして、証拠しょうこ調しらべの一段いちだんとなる。

さて、刑事けいじが勿体もったいぶって持出もちだしした所の証拠しょうこ物件ぶっけんなるものは、第一だいいちに一足いっそくの短靴たんぐつ、第二に石膏せっこうで取った所の足跡あしあとの型、第三に数枚の皺しわになった反故紙ほごがみ、一寸ちょっとロマンティックじゃないか。この三つの証拠しょうこ品を以って、この男が主張しゅちょうするには、博士はかせ夫人ふじんは自殺じさつしたんではなくて、殺されたんだ。そしてその殺人さつじん者は、なんと、夫富田とだ博士はかせその人である。とこういうんだ。どうだい、なかなか面白おもしろいだろう」

話手の青年せいねんは、一寸ちょっとズル相そうな微笑えみを浮べて相手あいての顔を見た。そして、内ポケットから銀色ぎんいろのシガレットケースを取出し、如何いかにも手際てぎわよく一本いっぽんのオックスフォードをつまみ上げて、パチンと音をさせて蓋ふたを閉じた。

「そうだ」聞手ききての青年せいねんは、話手の為に燐寸マッチを擦ってやり乍ながら「そこまでは、僕も大体だいたい知っているんだ。だが、その黒田くろだという男が、どういう方法ほうほうで殺人さつじん者を発見はっけんしたのか、そいつが聞ききものだね」

「好個こうこの探偵たんてい小説しょうせつだね。で、黒田くろだ氏が説明せつめいして云いうことには、他殺たさつではないかという疑うたがいを起おこしたのは、死人しにんの傷口きずぐちの出血でちが案外あんがい少すくないといって警察けいさつ医が小首こくびを傾けた。その極きわめて些細ささいな点からであった。去さる大正たいしょう何年なにどし何月幾日の――町の老母ろうぼ殺ころしに、その例があるというんだ。疑うたがい得うる丈たけ疑え、そして、その疑うたがいの一つ一つを出来できる丈たけ綿密めんみつに探索たんさくせよ、というのが探偵たんてい術のモットーだそうだが、この刑事けいじもその骨こつを呑込んで居ったと見えて、一つの仮定かていを組立くみたてて見たのだ。誰だれだか分らない男又は女が、この夫人ふじんに毒薬どくやくをのませた。そして、夫人ふじんの死体したいを線路せんろまで持って来て汽車きしゃの轍わだちが、万事ばんじを目茶苦茶めったくたに押しつぶして呉くれるのを待った。と仮定かていするならば、線路せんろの附近ふきんに死体したい運搬うんぱんによってつけられた、何かの痕跡こんせきが残っている筈だ。とこう推定すいていしたんだ。そして、何とマア刑事けいじにとって幸運こううんであったことには、轢死れきしのあった前夜ぜんやまで雨降あめふり続きで、地面じめんに色々の足跡あしあとがクッキリと印いんせられていた。それも、前夜ぜんやの真夜まよ中頃なかごろ雨が上ってから、轢死れきし事件じけんのあった午前ごぜん四時しじ何十なんじゅう分までに、その附近ふきんを通った足跡あしあと丈たけが、お誂向あつらえむきに残っていたという訳だ。で刑事けいじは先に云った犬の真似まねを始はじめたんだ。が、此処ここへ一寸ちょっと現場げんばの見取みとり図を描いて見よう」左右田そうだは、――これが話手の青年せいねんの名前なまいであるが――こういってポケットから、小形おがたの手帳てちょうを取出して、鉛筆えんぴつでザッとした図面ずめんを書いた。

「鉄道てつどう線路せんろは地面じめんよりは小高くなっていて、その両側りょうがわの傾斜けいしゃ面には一面いちめんに芝草しばくさが生えている。線路せんろと富田とだ博士はかせ邸の裏口うらぐちとの間には大分おういた広ひろい、そうだ、テニスコートの一つ位ぐらい置かれる様な空地あきち、草も何も生えていない小砂利じゃり混まじりの空地あきちがある。足跡あしあとの印せられてあったのはその側であって、線路せんろのも一つの側、即すなわち博士はかせ邸とは反対はんたいの側は、一面いちめんの水田すいでんで、遙に何かの工場こうばの煙突えんとつが見えようという場末ばすえによくある景色けいしょくだ。東西とうざいに伸のびた――町の西のはずれが、博士はかせ邸其他数軒の文化ぶんか村式の住宅じゅうたくで終っているのだから、博士はかせ邸の並ならびには線路せんろとほぼ並行へいこうして、ズッと人家じんかが続いていると思おもい給え。で、四ん這になった所の黒田くろだ刑事けいじが、この博士はかせ邸と線路せんろの間の空地あきちに於て、何を嗅ぎ出したかというと、そこには十以上いじょうの足跡あしあとが入交いりまじりっていて、それが轢死れきしの地点ちてんに集中しゅうちゅうしているといった形で、一見いちげんしては何が何だか分らなかったに相違そういないが、これを一々分類ぶんるいして調べ上げた結果けっか、地下穿じかばきの跡が幾種類しゅるい、足駄あしだの跡が幾種類しゅるい、靴の跡が幾種類しゅるいと、マア分ったんだ。そこで、現場げんじょうにいる連中れんじゅうの頭数とうすうと、足跡あしあとの数とを比くらべて見みると、一つ丈たけ足跡あしあとの方が余計よけいだと分った。即すなわち所属しょぞく不明ふめいの足跡あしあとが一つ発見はっけんされたんだ。而しかもそれが靴の跡なんだ。その早朝そうちょう、靴を穿いているものは、先まず其筋の連中れんじゅうの外にない訳だが、その連中れんじゅうの内にはまだ一人ひとりも帰ったものは無かったのだから、少すこしおかしい訳だ。尚なおよくよく調しらべて見みると、その疑問ぎもんの靴跡くつあとが、何と博士はかせ邸から出発しゅっぱつしていることが分ったんだ」

「馬鹿ばかに詳くわしいもんだね」と、聞手ききての青年せいねん、即すなわち松村まつむらが、こう口を入れた。

「イヤ、この辺は赤新聞しんぶんに負おう所が多おおい。あれは斯こうした事件じけんになると、興味きょうみ中心的しんてきに、長々と報道ほうどうするからね、時にとって役に立だつというものだ。で、今度こんどは博士はかせ邸と轢死れきしの地点ちてんとの間を往復おうふくした足跡あしあとを調しらべて見みると、四種ある。第一だいいちは今いった所属しょぞく不明ふめいの靴跡くつあと、第二は現場げんばに来ている博士はかせの地下穿したばきの跡、第三と第四は博士はかせの召使めしつかいの足跡あしあと、これ丈たけで、轢死れきし者が線路せんろまで歩いて来た痕跡こんせきというものが見当けんとうらない。多分たぶんそれは小形おがたの足袋跣たびはだしの跡でなければならぬのに、それがどこにも見当けんとうらなかったのだ。そこで、轢死れきし者が男の靴を穿いて線路せんろまで来たか。然しからざれば、何者なにものかこの靴跡くつあとに符合がっするものが夫人ふじんを線路せんろまで抱いて運んで来たかの二つである。勿論もちろん前者ぜんしゃは問題もんだいにならない。まず後の推定すいていが確たしかだと考かんがえて差支さしつかえない、というのは、其靴跡くつあとには一つの妙な特徴とくちょうがあったのだ。それはその靴跡くつあとの踵かかとの方が非常ひじょうに深く地面じめんに食い入っている。どの一つをとって見ても同様どうようの特徴とくちょうがある。これは何か重おもいものを持って歩いた証拠しょうこだ。荷物にもつの重味おもみで踵が余計よけいに食い入ったのだ。と刑事けいじが判断はんだんした。この点について、黒田くろだ氏は赤新聞しんぶんで大おおいに味噌みそを上あげているが、その曰いわくさ。人間じんかんの足跡あしあとというものは、色々な事を我々に教えて呉くれるものである。斯こういう足跡あしあとは跛足ちんばで、斯こういう足跡あしあとは盲目めくらで、斯こういう足跡あしあとは妊婦にんぷでと大おおいに足跡あしあと探偵たんてい法を説いている。興味きょうみがあったら昨日さくじつの赤新聞しんぶんを読んで見給え。

話が長くなるから、細こまい点は略りゃくするとして、その足跡あしあとから黒田くろだ刑事けいじが苦心くしんして探偵たんていした結果けっか、博士はかせ邸の奥座敷ざしきの縁えんの下したから、一足いっそくの、問題もんだいの靴跡くつあとに符合がっする短靴たんぐつを発見はっけんしたんだ。それが、不幸ふこうにも、あの有名ゆうめいな学者がくしゃの常に用いていたものだと、召使めしつかいによって判明はんめいしたんだ。その他細こまい証拠しょうこは色々ある。召使めしつかいの部屋へやと、博士はかせ夫妻ふさいの部屋へやとは可也かなり隔っていることや、当夜とうやは召使めしつかい共は、それは二人ふたりの女であったが、熟睡うまいしていて朝の騒さわぎで始はじめて目を覚し、夜中やちゅうの出来事できごとは少すこしも知らなかったということや、当の博士はかせが、当夜とうやめずらしく在宿ざいしゅくして居ったということや、その上、靴跡くつあとの証拠しょうこを裏書うらがきする様な、博士はかせの家庭かていの事情じじょうなるものがあるんだ。その事情じじょうというのは、富田とだ博士はかせは、君も知っているだろうが、故富田老たろう博士はかせの女婿じょせいなのだ。つまり夫人ふじんは家つきの我儘わがまま娘で痼疾こしつの肺結核けっかくはあり、御面相めんそうは余あまり振わず、おまけに強度きょうどのヒステリーと来ているんだ。其処そこに面白おもしろいからぬ夫婦ふうふ関係かんけいが醸成じょうせいされつつあった事は、何人なんぴとも想像そうぞうし得えるじゃないか。事実じじつ、博士はかせはひそかに妾宅しょうたくを構がまえて何とかいう芸妓げいしゃ上のぼりの女を溺愛できあいしているんだ。が、僕はこういうことが、博士はかせの値ねうちを少すこしだって増減げんするものとは思わないがね。さて、ヒステリーという奴は大抵たいていの亭主ていしゅを狂気きょうきにして了じまうものだ。博士はかせの場合ばあいも、これらの面白おもしろいからぬ関係かんけいが募つのり募って、あの惨事さんじを惹起ひきおこしたのだろう。という推論すいろんは、まず条理じょうり整然せいぜんとしているからね。

ところが、茲に一つ残された難問なんもん題がある。というのは、最初さいしょ話した死人しにんの懐中ふところから出たという書置かきおきだ。色々調しらべて見た結果けっか、それは正しく博士はかせ夫人ふじんの手蹟しゅせきだと判明はんめいしたんだが、どうして夫人ふじんが、心にもない書置かきおきなどを書かき得たか。それが黒田くろだ刑事けいじにとって一つの難関なんかんだったのだ。刑事けいじもこれには大分おういた手古摺てこずったと云いっているがね。が、マア苦心くしんよろしくあった後、発見はっけんしたのが、皺しわになった数枚の反故紙こし。これが何だというと手習草紙てならいぞうしでね、博士はかせが、夫人ふじんの手蹟しゅせきを、何かの反故ほごに手習てならいしたものなんだ。その内一枚は夫人ふじんが、旅行りょこう中の博士はかせに宛てて送った手紙てがみで、これを手本てほんにして、犯人はんにんが自分じぶんの妻の筆癖ふでぐせを稽古けいこしたという訳だ。なかなかたくらんだものさ。それを刑事けいじは、博士はかせの書斎しょさいの屑籠くずかごから発見はっけんしたというんだ。

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Where this text comes from

This work is in the public domain — its copyright has expired. The digital text was produced by volunteers at Aozora Bunko (青空文庫), Japan's free digital library, from the printed edition named below.

First published
「新青年」博文館、1923(大正12)年7月
Source edition (底本)
底本:「江戸川乱歩全集 第1巻 屋根裏の散歩者」光文社文庫、光文社

   2004(平成16)年7月20日初版1刷発行

   2012(平成24)年8月15日7刷発行

底本の親本:「江戸川乱歩全集 第二巻」平凡社

   1931(昭和6)年10月

初出:「新青年」博文館

   1923(大正12)年7月

※「賛美」と「讃美」の混在は、底本通りです。

※底本巻末の編者による語注は省略しました。

入力:門田裕志

校正:岡村和彦

2016年9月9日作成

青空文庫作成ファイル:

このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。
Typed by (入力)
門田裕志
Proofread by (校正)
岡村和彦

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